山本拓馬のPitching Note

落ちこぼれ野球選手が144キロの軟式野球日本代表になる為に取り組んだこと等を発信していきます。

投手が球速を上げる為にやるべき筋トレ【デッドリフト】

こんにちは
山本です。

昨日は投手がやるべき筋トレとして「チンニング」を紹介させていただきました。

 

t-yamamoto1102.hatenablog.com

 

ここまで上半身を鍛えるトレーニングを紹介しておりますが
今日は上半身トレーニングの中でも超王道の

デッドリフトを紹介させていただきます。

 

上半身と記載しましたがデッドリフト

背中がメインで鍛えられながらも、下半身であるハムストリングスも鍛えることができるので

扱い的には上半身と下半身の中間的な立ち位置にあるかと思います。

 

ボールを投げる、打つといった動作にはこの背中の筋肉は重要な役割を担っておりますので、しっかりトレーニングしていきましょう。

 

投手が球速を上げる為にやるべき筋トレ【デッドリフト

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投手が球速を上げる為にやるべき筋トレ【デッドリフト

そもそも投手になぜ背筋の力が必要かといいますと

「投球動作において1番多く使う部位である」

「140キロ以上を投げる投手は平均して180〜210kgの背筋力がある」

という諸説もあります。

(もちろん、これが全てではないですし、あくまで要素の1つであると思います。)

 

投球動作を考えて見ると、背中を反る動作が入るので、そこで背筋の力が使われることがわかるかと思います。
確かに、そこで背筋の力が弱かったら充分なパワー発揮ができませんね。

 

今まで紹介したトレーニングにも共通するのですが

「これだけやっていればいい」という訳ではないので、今自分に何が足りていないのかなどをしっかり把握するようにしてみてください。

 

デッドリフトに関してはチンニング同様にやり方が数パターンあるので

それぞれどう変わるかを紹介して行きたいと思います。

 

ハーフデッドリフト

どちらかと言うと私はこのハーフデッドリフトがオススメです。

なぜなら「より背中に刺激を入れることに集中できるから」です。

 

ハーフデッドリフトは次の写真のように膝くらいの高さを最下点としてセットし

背中を起こすように動かしていきます。

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ハーフデッドリフト

セットしたタイミングでは

「パワーポジション」も意識するようにしてください。

▼パワーポジションとは

膝関節、股関節を曲げた状態で、前傾姿勢を作ること。

これによって素早いパワー発揮を生み出しやすくする。

投球・打撃においてもこのポジションは重要です。 


全てのトレーニングは野球に繋がると思いましょう!!

 

ハーフデッドリフトの場合、下半身の動きが制限されるので

基本的にハムストリングや臀筋に入る刺激が少なく、広背筋や僧帽筋といった背中の筋肉中心に鍛えられます。 

 

私は上半身の日、下半身の日と分けてトレーニングしているので、余計にこのハーフデッドリフトをオススメしています。

 

 

床引きデッドリフト

この床引きデッドリフトは文字のごとく、下記の画像のようにバーベルの最下点は床になります。

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床引きデッドリフト

 

最近、大谷翔平投手がインスタでアップしていたトレーニングがまさにこの床引きデッドリフトになりますね。

 

この床引きデッドリフトは刺激の入る範囲が広いことがなんと言っても1番のメリットになります。
ハーフデッドリフトで鍛えることができた背中だけでなく
下半身のハムストリングや臀筋にまで刺激を入れることができます。

 

これだけ聞くと

「体の背部全体鍛えれるとかメリットしかないじゃん!!」

と思うかもしれませんが、もちろんデメリットもあります。

 

床引きデッドリフトをする1番のデメリットは

「腰の故障リスクが高まる」

 

どうしても可動域が広がる分、先ほどのパワーポジションを維持できず

背中が丸まってしまう(後傾する)確率が高くなってしまい、腰にかかる負荷が増える可能性が高まってしまいます。

(もちろん、腹圧のコントロールが上手く、この前傾姿勢をキープするのが全く問題なければこのリスクは減ります)

 

床引きデッドリフトは背部全体を鍛えれるメリットはありますが

上記のようなデメリットもありますので

初心者の方や、腰に爆弾を持っている方はハーフデッドリフトをオススメします。

 

 

 

それでは今回のデッドリフト編は以上になります。

これからもトレーニングや練習方法を紹介していきたいと思います。

 

それではまた。

ありがとうございました!!