山本拓馬のPitching Note

落ちこぼれ野球選手が144キロの軟式野球日本代表になる為に取り組んだこと等を発信していきます。

投手の回転数を上げる為の意識について

こんにちは
山本です。

 

今日は投手の回転数を上げる為の意識について紹介したいと思います。
投手の回転数に関しては最近トラックマンなどの導入によって、耳にする機会がふえましたね。

 

良くプロ野球MLBで表示されている回転数(rpm)とは1分間の回転数を表しており
プロ野球の平均値は2200~2300となっております。

 

この回転数を上げるとどういうメリットがあるのかというと

 ・球速アップに繋がりやすい
・打者が速く感じ、俗にいう「キレのある球」になりやすい
・回転軸もあるが、ホップ成分が増しやすい

 

等の効果があります。
『マグヌス効果』によって揚力を得られやすくなるので
ホップするようなボールが投げられるという事になります。

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ただし、「回転数が多ければ打たれない」という訳ではないのでそこだけは判断が難しいところです。。。
(逆に回転数が少ないのも打ちづらいという意見もあったりします。)

 

ただ、やはり投手として追い求める像としては
球速のある、キレのある球を目指していきたいと思うので
この回転数を高めることへの意識は持っておきたいですね。

 

ではこの「回転数を上げる為にはどうすれば良いの?」
という疑問が出てくると思います。
今回ここでは「意識」について紹介したいと思います。

意識

 過去にこんなツイートしておりますので紹介させていただきます。

 

・硬式球→中のコルクごと回転させるイメージ

・軟式球→表面を回転させるイメージ

ザックリしたイメージですが、この感覚は日本ハムドラフト1位の伊藤大海投手もおっしゃっておりましたので感覚としては間違っていないのかなと思います。

 

この違いはボールの特性にも表れます。

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硬式ボール

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軟式ボール

硬式ボールは中身が詰まっており、軟式ボールは中身が空洞になっております。
その為、硬式ボールは中身まで力を伝えることができるのでコルクを握るイメージ
軟式ボールは中身が空洞なので中身に力を加えようとすると潰れてしまい、うまく回転させることができなくなるので、表面を回転させるイメージ

 

となります。
実際に私が試した実態感からも上記のようなイメージの方が投げやすかったですし
特に硬式ボールで変化球を投げる際はこの意識があるのとないのでは
球の軌道が変わる感覚がありました。

コルクの意識有→まっすぐの軌道から変化
コルクの意識無→膨らんで変化     

 のような感覚でした。

 

ピッチトンネルを通してまっすぐに偽装できることでいろんな球種に相乗効果
が得られると思うので、この感覚は他の方にも試していただきたいと思い
今回このブログ記事を書かせていただきました。

 

次回はこの回転数を上げる為の『握り』に関して紹介したいと思います。

 

それではありがとうございました。