こんにちは
山本です。
昨日よりこのコントロール向上というテーマで自身の取り組みを紹介していこうと思い始めたこの企画ですが
私自身も色々な仮説を立てて、実証実験のようなことができればと考えております。
今回はコントロールを向上させるにあたって
投手の「歩幅」が大きく影響するのではないか
また、私が今期コントロールを乱した要因がここにあるのではないかと考えました。
皆さんは歩幅は何足分でしょうか?
一般的には6歩~6.5歩と言われていますよね。
よく指導者の方から「ステップ幅(歩幅)は広くとれ」
と言われたことはありませんか?
私もよく言われたことがありまして「軸足の膝が地面につくくらい!」というような指導が多くありました。
ではなぜ歩幅は広くとったほうが良いのでしょうか?
歩幅を広くする1番大きなメリットとしては
「打者との距離が縮まる」
という点ではないでしょうか?
ピッチャープレートからホームまで18.44m
靴のサイズを27cmと仮定すると
(6.5歩)175.5cm
(6歩) 162cm
(5.5歩)148.5cm
と歩幅を広くとったほうがそれだけ前でリリースでき、打者との距離を詰めることができますよね。
打者との距離が詰まることで、打者が判断する時間が短くなり
打ちづらくなるということになります。
(MLBの指標ではエクステンションともいわれています。)
ただしあくまでもこれは「しっかり使い切れれば」という点が重要になってくるかと思います。
股関節の柔らかさは人それぞれですし
開脚が180度開く人が歩幅を大きくとるのと、開脚が90度しか開かない人が同じくらい歩幅をとるのでは、どちらがしっかり使い切れるかは明白ではないでしょうか?
歩幅を大きくしたところで、うまくリリースへの回転に繋げることができなければ、逆にリリースポイントは後ろになってしまい、むしろ歩幅を縮めてしっかり股関節を使い切ったほうがリリースポイントが前になり、球の強さも増すと思います。
最近では奥川投手等、歩幅を狭くし、重心の高いフォームも主流になってきていますよね。
前田健太投手のマエケンチャンネルでも「歩幅を狭くしたことで良くなった」と紹介されていましたし、自分に合った歩幅で投げることで球速アップやコントロールの向上につながるのではないかと思います。
この動画なんて先ほど記載した事項がわかりやすいかとは思います。
是非一度見てみてください。
さて最後に私自身が今現在この歩幅がどうなっていて、どうしたいのかというと
今期、コロナ渦の中で柔軟に取り組み、股関節の可動域という部分は広がりました。
それに伴って、今までの5.5~6歩の歩幅が6.5歩まで広がっておりました。
それ自体は良いことではあったと思うのですが、もしかしたら広がった可動域をうまく使うことができずにいたのではないかと考えます。
なので1度、歩幅を少し狭める意識で投げてみようかと思います。
皆さんも歩幅、安易に考えずに「自分にはどの歩幅があっているのか」を考えてみてはいかがでしょうか?
それでは本日は以上になります。
ありがとうございました!